お詫びメールの例文集(場面別10本・Word)を無料ダウンロード——件名つきの例文と書き方の型、AIで下書きする指示文
結論
このページから、場面別のお詫びメール例文10本をまとめたWordファイルを無料でダウンロードできます。お詫びメールは「件名・宛名・お詫び・経緯・対応・再発防止・結び」の7つの部品を順番に並べれば、場面が変わっても失礼のない文面になります。
株式会社MEDISITE 執行役員・AI事業責任者の吉村聡一郎が、場面別のお詫びメールの例文と、お詫びメールの書き方の型について解説します。「取引先に納期の遅れを伝えなければならないが、どう書けばよいかわからない」「クレームへの返事を書くたびに、何十分も悩んでしまう」。お詫びのメールは、書く回数は多くないのに、1通にかかる時間が長く、書く人によって出来がばらつきやすい文書です。この記事では、仕事でよくある10の場面のお詫びメール例文を、件名つきのWordファイルで配布します。あわせて、どの場面でも使える書き方の型と、状況メモからAIに下書きを作らせるときの指示文を紹介します。
お詫びメールの例文集(Word・場面別10本)は、ここから無料でダウンロードできます
この例文集は、中小企業の営業・事務・お客様対応の担当者が、取引先やお客様にお詫びのメールを送る場面を想定して作りました。どの例文にも件名が付いていて、会社名・日付・原因などを入れる場所は【 】で示しています。【 】を書き換えれば、そのまま送れる文面になります。会員登録やメールアドレスの入力は必要ありません。
お詫びメールの例文集(Word形式・13ページ)
1ページ目に「この例文集の使い方」、2ページ目にお詫びメールの基本の型、そのあと場面別の例文10本(1ページに1本)と、AIに下書きさせる指示文が入っています。
Wordファイルをダウンロード収録している例文は次の10本です。
| 例文 | 使う場面 |
|---|---|
| 1. 納期の遅れ | 約束した納期に商品や成果物を届けられないとき |
| 2. 商品の不良・誤配送 | 不良品や、注文と違う商品が届いたと連絡を受けたとき |
| 3. 請求書の誤り | 送った請求書の金額や宛名が間違っていたとき |
| 4. 返信の遅れ | メールや問い合わせへの返事が遅れたとき |
| 5. 日程の変更・直前のキャンセル | 打ち合わせや訪問の日程を、こちらの都合で直前に変えるとき |
| 6. 担当者の対応への苦情 | 社員の言葉づかいや説明について苦情をいただいたとき |
| 7. システム障害・サービスの停止 | 自社のシステムやサービスが止まり、多くのお客様に影響が出たとき |
| 8. 情報の誤送信(宛先間違い) | メールを本来とは違う相手に送ってしまったとき |
| 9. 社内向け | 上司や他部署に、提出の遅れなどでお詫びするとき |
| 10. 見積もり・回答の遅れ | 約束した日までに見積もりや回答を出せないとき |
各例文の下には、その場面で気をつける点を「ポイント」として1〜2文で書いています。例文と場面が少し違っても、次の章で説明する「型」に沿って部品を入れ替えれば書けるようにしています。
お詫びメールは「件名・宛名・お詫び・経緯・対応・再発防止・結び」の7つの部品で書く
お詫びのメールが書きにくいのは、「何から書けばよいか」と「どこまで書けばよいか」が決まっていないからです。実は、ほとんどのお詫びメールは、次の7つの部品を順番に並べるだけで書けます。例文集の10本も、すべてこの型でできています。
| 部品 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1. 件名 | 何についてのお詫びかが一目でわかるように、「お詫び」と用件の両方を入れる | 【◯月分】請求書の金額誤りについてのお詫び |
| 2. 宛名 | 会社名・部署名・氏名を正式に書く | 【会社名】【部署名】【ご担当者名】様 |
| 3. お詫び | 何が起きたかを1文で書き、すぐにお詫びする | ◯◯の件で、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。 |
| 4. 経緯・原因 | わかっている事実だけを短く。わからない部分は「確認中」と書く | 原因は、当社の確認不足によるものでした。 |
| 5. 対応 | いつまでに・何を・誰がするか。相手へのお願いもここに書く | 【日付】までに正しい商品を発送いたします。 |
| 6. 再発防止 | 同じことを起こさないために何を変えるかを1〜2文で | 今後は出荷前に2名で品番を確認いたします。 |
| 7. 結び | もう一度お詫びし、問い合わせ先を書く | このたびは誠に申し訳ございませんでした。 |
お詫びの言い回しは「重さ」で使い分ける
お詫びの言葉は、相手にかけた迷惑の大きさに合わせて選びます。軽いことに重すぎる言葉を使うと大げさに聞こえ、重いことに軽い言葉を使うと誠意が伝わりません。
| 重さ | 言い回し | 使う場面 |
|---|---|---|
| 軽い | ご不便をおかけしました/お手数をおかけしました | 返信の遅れ、書類の再送など |
| ふつう | ご迷惑をおかけし、申し訳ございません | 多くの場面で使える基本のお詫び |
| 重い | 心よりお詫び申し上げます/深くお詫び申し上げます | 不良品、障害、苦情など、相手に損害や大きな不快感を与えたとき |
ポイント
お詫びメールで避けたいのは、言い訳から書き始めること、他人のせいに聞こえる書き方、「申し訳ございません」を何度も繰り返すこと、決まっていない日付を「必ず」と約束することの4つです。お詫びの言葉は冒頭と結びの2回程度で十分で、そのぶん「何をするか」を具体的に書く方が誠意が伝わります。
そのまま使える例文:納期の遅れ・請求書の誤り・返信の遅れ
例文集から、問い合わせの多い3つの場面の例文をそのまま載せます。署名は省いています。
例文1 納期の遅れ
件名:【商品名】納期遅延のお詫びと今後のお届け予定について
【会社名】【部署名】【ご担当者名】様
いつも大変お世話になっております。【自社名】の【氏名】でございます。
【日付】にご注文いただきました【商品名】につきまして、お約束しておりました【当初の納期】までにお届けできない見込みとなりました。ご迷惑をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。
原因は、【部品の入荷の遅れ】によるものです。当社での状況の確認が遅れ、ご連絡がこの時期になってしまいました。
現在、【代わりの部品の手配】などの対応を進めており、【新しい納期】にはお届けできる見込みです。日程が確定しましたら、あらためてご連絡いたします。また、一部だけを先にお届けすることもできますので、ご希望がございましたらお申し付けください。
今後は【入荷の状況を週1回確認し、遅れの可能性がわかった時点でご連絡する】ようにいたします。
本来であればお伺いしてお詫びすべきところ、取り急ぎメールにてご報告申し上げます。このたびは誠に申し訳ございません。
納期の遅れでは、新しい納期を「見込み」と「確定」に分けて書くのがポイントです。確実でない日付を約束すると、二度目の遅れにつながります。
例文3 請求書の誤り
件名:【◯月分】請求書の金額誤りについてのお詫びと再発行のご案内
【会社名】【経理ご担当者名】様
いつもお世話になっております。【自社名】の【氏名】でございます。
【日付】にお送りした【◯月分】の請求書に、【数量の入力誤りによる金額の誤り】がございました。正しい請求金額は【正しい金額】円(税込)でございます。お手数をおかけし、誠に申し訳ございません。
訂正した請求書を本メールに添付いたしました。お手数ですが、先にお送りした請求書は破棄していただけますでしょうか。すでにお支払いのお手続きがお済みの場合は、差額の扱いについてご相談させてください。
原因は、請求書を作る際の【数量の転記ミス】で、送る前の確認が不十分でした。今後は【作成した者とは別の者が、注文書と金額を照らし合わせてから送る】ようにいたします。
このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
請求書の訂正では、「間違っていました」だけでなく、正しい金額を数字ではっきり書き、先に送った請求書をどう扱えばよいかまで伝えます。
例文4 返信の遅れ
件名:Re: 【元の件名】(ご返信が遅くなり申し訳ございません)
【会社名】【ご担当者名】様
いつもお世話になっております。【自社名】の【氏名】でございます。
【日付】にいただいたメールへのご返信が遅くなり、大変申し訳ございません。
お問い合わせいただいた【ご質問の内容】につきまして、次のとおりご回答いたします。(回答を箇条書きで)
今後はこのようなことがないよう、いただいたメールには【当日中】にご返信するよう努めてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
返信の遅れは、理由を長く書くほど言い訳に聞こえます。数日程度の遅れなら、お詫びは1文にして、回答をわかりやすく書く方が誠意が伝わります。件名は元のメールの件名を残し、相手が何の返事かすぐわかるようにします。
クレーム・障害・誤送信のお詫びは「確認できた事実」と「誰の名前で送るか」に気をつける
苦情(クレーム)や、多くのお客様に影響が出たトラブルのお詫びは、ふつうのお詫びよりも一言の重みが大きくなります。例文集の6〜8では、次の点に気をつけて書いています。
| 場面 | 気をつけること |
|---|---|
| 担当者の対応への苦情 | 担当者本人ではなく、上司や責任者の名前で送るのが一般的です。「本人に悪気はなかった」など社員をかばう言い方は避け、確認した事実と、会社として何を変えるか、今後の窓口は誰かを書きます |
| システム障害・サービスの停止 | 「起きたこと・影響の範囲・今の状況」を早く出すことが大切です。原因が確定していなければ「調査中」と書いて先に送り、あとで続報を出します |
| 情報の誤送信(宛先間違い) | 誤って届いた相手には削除のお願いを、情報の持ち主(本人や取引先)にはお詫びと報告をします。社内の責任者への報告も欠かせません |
なかでも、宛先間違いで個人情報や取引先の情報を送ってしまった場合は、メールを送る以外にも、会社として必要な対応がある場合があります。個人情報が関わるときは、法令にもとづく報告などが必要になることもあるため、社内の責任者に報告したうえで、必要に応じて弁護士などの専門家や、個人情報保護委員会などの公的機関の情報を確認してください。
また、相手に大きな損害が出ている場合や、相手がとても怒っている場合は、メールだけで済ませず、まず電話や訪問でお詫びするのが一般的です。そのうえで、話した内容と今後の対応を確認するためにメールを送ると、言った・言わないの行き違いを防げます。
苦情の受付から記録、緊急度の振り分け、再発防止の集計までをAIでどう効率化するかは、別の記事でくわしく解説しています。お詫びの文面だけでなく、クレーム対応の流れ全体を見直したい方はあわせてご覧ください。
AIでお詫びメールを下書きするなら、「状況メモ」と指示文をセットで渡す
例文集の最後のページには、文章を作るAI(生成AI)にお詫びメールの下書きを作らせるための指示文を、コピーして使える形で載せています。例文に合う場面がないときや、何通も書かなければならないときに便利です。
指示文は、次の2つでできています。
- 守ること:7つの部品の順で書く、言い訳から書き始めない、メモにない事実は作らない、「申し訳ございません」を繰り返さない、400〜600字程度、など
- 状況メモ:相手、何が起きたか、相手への影響、原因、当社の対応、再発防止策、相手にお願いしたいこと、送り主
状況メモは、箇条書きのままでかまいません。たとえば「相手:A社の購買担当・Bさん」「何が起きたか:11月の納品が部品の入荷遅れで1週間遅れる」「対応:代わりの部品を手配中」とだけ書いて渡せば、AIが型に沿った文面に整えてくれます。
指示文の中で、特に効く1行
- 「メモにない原因・日付・金額・約束は作らず、足りない情報は【要確認:◯◯】と書いて空けておく」
AIは、それらしい文章を作るのが得意なぶん、メモにない「再発防止策」や「新しい納期」をもっともらしく書き足してしまうことがあります。お詫びのメールで事実と違うことを約束すると、二度目のお詫びが必要になります。この1行を入れておくと、AIが勝手に事実を作らず、人が確認すべき場所がはっきりします。
なお、お客様の氏名などをAIに入力するときは、社内のルールで認められたサービスを使い、「A社」「Bさん」のように置き換えて入力すると安心です。お知らせ・依頼メール・報告書など、お詫び以外の仕事の文書もAIで下書きする方法は、次の記事で解説しています。
お詫びメールを送る前のチェックリストと、ご相談について
例文を使っても、AIで下書きしても、最後に送る前の確認は人が行います。次のチェックリストで確かめてから送ってください。
お詫びメールを送る前のチェックリスト
- 件名に「お詫び」と用件の両方が入っている
- 宛名の会社名・部署名・氏名の漢字が正しい
- 【 】がすべて書き換えられていて、残っていない
- 日付・数量・金額・原因が、元の記録と合っている
- まだ決まっていないことを「必ず」「すぐに」と約束していない
- 相手や他社のせいに聞こえる書き方をしていない
- 相手にしてほしいこと(返送、破棄、日程の選択など)がはっきり書かれている
- 重い内容の場合、電話や訪問でのお詫びもすませた(または予定している)
- 情報の誤送信など、社内の責任者への報告が必要な内容は報告した
お詫びのメールは、1通ごとの文面よりも、「同じことを起こさない仕組み」の方が大切です。当社は、中小企業の業務にAIを組み込む「AI社員」を、月5万円(初期費用はヒアリング後にお見積もり)で提供しています。お詫びメールの下書きだけでなく、問い合わせや苦情の記録、納期や請求の確認といった、お詫びが必要になる手前の業務からAIで支えることもできます。「お詫びのメールに毎回時間がかかっている」「同じ種類のミスが続いている」という段階でも、お気軽にご相談ください。
よくある質問
お詫びメールの件名は、どう書けばよいですか?
「何についてのお詫びか」がわかるように、用件と「お詫び」の両方を入れます。たとえば「【◯月分】請求書の金額誤りについてのお詫び」のように書くと、相手が受信一覧を見ただけで内容がわかります。返信の遅れなら、元の件名を残して「(ご返信が遅くなり申し訳ございません)」と添える形でもかまいません。
「申し訳ございません」と「申し訳ありません」は、どちらを使えばよいですか?
取引先やお客様あての社外のメールでは「申し訳ございません」を使うのが一般的です。上司や他部署あての社内のメールでは「申し訳ありません」でも失礼にはなりません。
お詫びは、メールと電話のどちらでするべきですか?
返信の遅れや書類の訂正など軽い内容ならメールで問題ありません。相手に大きな損害が出ている場合や、相手がとても怒っている場合は、まず電話や訪問でお詫びし、話した内容をメールで確認するのが一般的です。
例文集の例文を、そのまま使ってもよいですか?
はい、無料でダウンロードして、自社のメールとして書き換えてお使いいただけます。ただし【 】の部分は、日付・金額・原因などを必ず元の記録で確かめてから入れてください。会員登録やメールアドレスの入力も必要ありません。