AIに個人情報を入力してしまったら?すぐやること・報告・再発防止
結論
AIに個人情報を入力してしまったら、すぐに手を止め、「何を・いつ・どのサービスに入れたか」を記録し、学習に使われる設定を確かめたうえで、その日のうちに上司と個人情報の担当者に報告してください。会話の履歴を消すのは、記録を取って相談したあとにします。影響の大きさは「入力した情報の種類」と「使ったサービスの種類」の組み合わせで判断し、個人情報保護委員会への報告や本人への通知が必要かどうかは、要件に当たるかを公式の情報で確認し、必要に応じて専門家に相談して決めてください。
株式会社MEDISITE 執行役員・AI事業責任者の吉村聡一郎が、AIに個人情報や社外秘を入力してしまったときの、すぐやること、無料版と法人向けサービスの違い、影響の見分け方、報告に書く項目、個人情報保護委員会への報告の考え方、再発防止の進め方について解説します。「部下が、お客様の名前や連絡先が入った表を、そのままAIに貼り付けて要約させていた」「取引先との見積書を、個人のアカウントのAIで翻訳していたらしい」。AIを使う社員が増えるにつれて、管理職の方からこうしたご相談をいただくことが増えてきました。起きてしまった後に大切なのは、責めることでも、なかったことにすることでもなく、事実を確かめて影響を見極め、同じことが起きない形を作ることです。この記事では、入力に気づいた直後の対応手順、影響の大きさの見分け方、報告の進め方と報告の様式の例、再発防止の考え方を順に説明します。AIの社内ルールの作り方や、個人情報をAIで扱うときの事前の注意点は別の記事にまとめていますので、ここでは「起きてしまった後」の対応に絞ってお伝えします。
気づいた直後にやること:隠さず、記録して、報告する5つの手順
入力してしまったことに気づいたとき、本人も上司も焦りがちです。焦ったまま会話の履歴を消したり、誰にも言わずに済ませようとしたりすると、後から「何が起きたのか」が確かめられなくなります。まずは次の順番で落ち着いて対応してください。
- 入力を止める:同じ情報をそれ以上入力しない。続けて作業していた場合は、その場で手を止める
- 何を・いつ・どのサービスに入れたかを記録する:入力した情報の中身(お客様の氏名、取引先の金額など)、おおよその件数、日時、使ったサービスの名前、会社のアカウントか個人のアカウントか、使った端末をメモに残す。可能なら画面の写しも残す
- そのサービスの設定を確認する:入力した内容がAIの学習に使われる設定になっているか、会話の履歴を削除できるか、法人向けの管理の下にあるかを、設定画面やサービスの公式の説明で確かめる
- 責任者へ報告する:直属の上司と、社内で情報管理を担当する人(総務・情報システム担当・個人情報の担当者など)に、記録した内容を伝える
- 影響の大きさを判断する:次の章の表を使い、社内で済む話か、お客様や取引先・公的機関への連絡を検討すべき話かを見極める
ここで注意したいのは、会話の履歴を消すのは、記録を残した後にすることです。履歴を削除すると、その後の学習に使われる可能性を減らせる場合がありますが、先に消してしまうと、何をどれだけ入れたのかを後から確かめられなくなります。削除するかどうかは、記録を取り、責任者と相談したうえで決めてください。削除した場合に、サービス側でどの範囲のデータがいつ消えるのかは、サービスによって違います。
ポイント
最初の1時間でやるべきことは「正確な記録」です。影響の判断も、報告も、再発防止も、すべてこの記録をもとに進みます。本人の記憶が新しいうちに書き残してもらうことが何より大切です。
影響の大きさは「入力した情報の種類」×「使ったサービスの種類」で見分ける
同じ「AIに入力してしまった」でも、影響の大きさは大きく違います。判断の軸は2つです。1つは入力した情報の種類、もう1つは入力したサービスの種類(その情報が外に出たり、学習に使われたりする可能性がどれくらいあるか)です。
サービスの種類の目安
- 会社が契約した法人向けのサービス:入力内容を学習に使わない約束や、管理者による管理の機能が整っていることが多い
- 個人のアカウント(学習に使わない設定にしている):学習には使われにくいが、会社の管理の外にある
- 個人のアカウント(設定が初期のまま・不明):サービスによっては、入力内容がサービスの改善や学習に使われる場合がある
- 提供元がよく分からない無料のサービスや拡張機能:データの扱いが確認しにくく、最も慎重に考える必要がある
実際の扱いはサービスやプラン、時期によって違うため、必ずそのサービスの利用規約やプライバシーに関する説明で確認してください。
| 入力した情報 \ サービス | 会社契約の法人向けサービス | 個人アカウント(学習しない設定) | 個人アカウント(設定が初期のまま・不明)や出どころ不明のサービス |
|---|---|---|---|
| 社内向けの一般的な情報(公開済みの資料、社内のお知らせ) | 小:記録のみ | 小:記録し、ルールを再確認 | 小〜中:記録し、履歴の扱いを確認 |
| 社外秘の情報(見積・原価・取引条件・未発表の計画) | 小〜中:社内で記録・報告 | 中:責任者が内容を確認し、取引先との約束(秘密保持の契約)に触れないか確かめる | 中〜大:秘密保持の契約の確認、必要に応じて取引先への相談を検討 |
| 個人情報(お客様・社員の氏名や連絡先など) | 中:件数と内容を記録し、個人情報の担当者に報告 | 中〜大:個人情報の担当者が、報告や本人への通知が必要か確認 | 大:公式の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談 |
| 特に配慮が必要な個人情報(病歴・健康状態など)や、パスワード・口座の情報 | 大:速やかに責任者に報告し、対応を検討 | 大:同左。パスワードなどは直ちに変更 | 大:同左。公式の情報の確認と専門家への相談を急ぐ |
表の「小・中・大」は、社内でどこまで対応を広げるかの目安です。法的に報告が必要かどうかを決めるものではありません。特に、パスワードやシステムへのログイン情報を入力してしまった場合は、AIでの扱いに関係なく、すぐにパスワードを変更してください。
個人向けの無料版と法人向けのサービスの違い
入力してしまったのが、個人で登録した無料版などのサービスか、会社が契約した法人向けのサービスかで、確かめることも心配の大きさも変わります。報告の前に、次の点を確かめておくと判断が速くなります。
| 確かめる点 | 個人向けの無料版・個人のアカウント | 会社が契約した法人向けのサービス |
|---|---|---|
| 入力した内容が学習に使われるか | 初期の設定のままだと、サービスの改善や学習に使われる場合がある。設定で止められることが多い | 入力した内容を学習に使わないと、利用規約や契約で約束していることが多い |
| 会社が状況を確かめられるか | 会社の管理の外にあるため、本人の画面でしか確かめられない | 管理者が利用の状況を確かめたり、設定をそろえたりできることが多い |
| データの保存と削除 | 履歴の保存期間や削除の方法はサービスごとに違い、本人が確かめる必要がある | 保存期間や削除の扱いが、契約や管理者の設定で決まっていることが多い |
| 心配の大きさの目安 | 比較的大きい。とくに設定が初期のまま・不明な場合や、提供元がよく分からないサービスの場合 | 比較的小さい。ただし社内ルールで個人情報の入力を禁じているなら、ルール違反として報告は必要 |
表は一般的な傾向をまとめた目安です。設定画面の名前や、どのプランで何ができるかはサービスや時期によって変わりやすいため、必ずそのサービスの利用規約や、プライバシーに関する公式の説明で確かめてください。学習に使わせないための確認の仕方は「社内データをAIの学習に使わせないには?」で詳しく説明しています。
なお、法人向けのサービスだから何を入れてもよい、というわけではありません。会社がお客様にどんな目的で個人情報を使うと伝えているか、取引先とどんな約束(秘密保持の契約など)をしているかによっては、法人向けのサービスへの入力でも問題になる場合があります。
個人情報が関わるときは、公式の情報を確認し、必要なら専門家に相談する
入力した情報に個人情報が含まれていた場合、その出来事が個人情報の漏えいなどにあたるか、公的機関への報告や本人への通知が必要になるかは、法令に関わる判断になります。どのような場合に報告が必要になるかは、情報の種類や件数、取り扱いの状況などによって変わり、AIの利用について一律に決まっているわけではありません。
そのため、社内だけで「これは大丈夫」「これは報告が必要」と決めつけず、次の順番で進めてください。
- 事実をそろえる:前の章までで記録した内容(情報の種類、件数、サービス、設定)を整理する
- 公式の情報を確認する:個人情報保護委員会のウェブサイトなどで、漏えい等が起きたときの考え方や報告の手続きについての最新の説明を確認する
- 必要に応じて専門家に相談する:判断に迷う場合や、件数が多い・配慮が必要な情報が含まれる場合は、弁護士などの専門家に相談する
- 使ったサービスの提供元の説明も確認する:データの保存期間、学習への利用、削除の方法など、提供元が公開している情報を確かめる
報告や通知に期限が設けられている場合もあるため、「様子を見よう」と先送りしないことが大切です。最新の制度の内容は、必ず公式の情報で確認してください。
取引先から預かった情報(図面、見積、顧客の名簿など)を入力した場合は、取引先との秘密保持の契約で、外部のサービスへの入力がどう扱われるかも確認が必要です。契約の内容によっては、取引先へ報告することが求められる場合があります。
ポイント
「法的に報告が必要か」と「会社として誠実に説明すべきか」は別の問いです。法令上の判断は公式の情報と専門家に頼り、会社としてお客様や取引先にどう向き合うかは、経営者を含めて決めてください。
個人情報保護委員会への報告が必要になる場合の考え方
個人情報保護法では、個人情報(法律上は個人データ)の漏えいなどが起きたとき、一定の要件に当たる場合に、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が必要になります。AIに入力したらすべて報告が必要になる、というわけではありません。一方で、要件に当たるのに報告しないままにすることも避けなければなりません。
報告が必要になるかを考えるときに確かめる点(例)
- 病歴や健康の状態など、特に配慮が必要な個人情報が含まれていないか
- クレジットカードの番号など、悪用されるとお金の被害につながるおそれのある情報が含まれていないか
- 不正な目的で持ち出されたなど、悪意が関わっていないか
- 関係する人数が多くないか(法令では人数の目安も示されている)
- そもそも今回の入力が、法律でいう「漏えい」や「第三者への提供」に当たるのか(サービスの種類やデータの扱いによって考え方が変わる)
どの場合に報告が必要になるか、期限がどうなっているかは、法令とガイドラインで細かく決められており、改正されることもあります。具体的な判断は、個人情報保護委員会のウェブサイトの最新の情報や相談窓口、弁護士などの専門家に確認してください。
責めない報告の文化が、次の事故を小さくする
入力してしまった社員を強く叱ると、その場の気持ちは収まるかもしれません。しかし、社内には「AIで失敗したら、黙っておいたほうがいい」という空気が残ります。そうなると、次に同じことが起きたとき、会社が気づくのは、ずっと後になります。影響を小さくできるかどうかは、どれだけ早く報告が上がってくるかで決まります。
報告を受けたときの管理職の対応
- 最初に「報告してくれてありがとう」と伝える
- 「なぜやったのか」より先に「何を・いつ・どこに入れたか」を一緒に確かめる
- 個人の不注意だけで片付けず、ルールが伝わっていたか、使える道具が用意されていたかを振り返る
- 本人を外して進めず、記録や確認の作業に参加してもらう
多くの場合、社員は業務を早く終わらせようとしてAIを使っています。入力してよい情報の線引きが示されていなかった、会社として使えるAIが用意されていなかった、という背景があるなら、それは会社の仕組みの問題です。もちろん、決められたルールを繰り返し破った場合などは別に考える必要がありますが、最初の対応では事実の確認を優先してください。
報告の様式の例
報告の項目をあらかじめ決めておくと、慌てているときでも抜けなく伝えられます。次のような様式を、社内のルールと一緒に配っておくのがおすすめです。
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 報告者・報告日時 | 氏名、部署、報告した日時 |
| 入力した日時 | おおよその日時。複数回なら期間 |
| 使ったサービス | サービスの名前、会社のアカウントか個人のアカウントか、使った端末 |
| 入力した情報の中身 | 情報の種類(顧客名簿、見積書など)、含まれる項目(氏名・電話番号など)、おおよその件数 |
| 入力した目的 | 要約、翻訳、文章の作成など |
| サービスの設定 | 学習に使わない設定か、履歴は残っているか、削除したか |
| すでに取った対応 | 入力を止めた、画面の写しを残した、パスワードを変えた など |
| 気づいたきっかけ | 本人が気づいた、同僚に指摘された など |
報告に書く項目のチェックリスト(入力してしまった本人用)
社内に報告の様式がない場合は、次の項目を埋めて伝えれば、上司や担当者がすぐに判断に移れます。うまくまとまっていなくても構いません。まず口頭やチャットで「AIに個人情報を入力してしまいました。詳しい内容をまとめます」と一報を入れ、そのあと項目を埋めて送る、という2段階でも十分です。
AIに個人情報を入力してしまったときの報告に書く項目
- 報告者の氏名・部署と、報告した日時
- 入力した日時(複数回なら、いつからいつまでか)
- 使ったサービスの名前と、アカウントの種類(会社契約か個人か、無料版か有料版か)
- 使った端末(会社のパソコン・私物のスマホなど)
- 入力した情報の種類(顧客名簿、問い合わせメール、履歴書など)
- 含まれていた項目(氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・病歴・口座の情報など)と、おおよその人数
- 入力した目的(要約・翻訳・文章の作成・表の整理など)
- サービスの設定(学習に使われる設定か、履歴が残っているか、削除したか)
- すでに取った対応(入力を止めた、画面の写しを残した、パスワードを変えた など)
再発防止は「禁止」より「安全に使える道と線引き」を用意する
起きた後の対応が一段落したら、同じことが起きにくい形を作ります。ここで「AIの利用を全面的に禁止する」と決めると、業務の効率が落ちるうえ、社員が個人のアカウントで隠れて使う原因にもなりかねません。おすすめは、安全に使える道を用意し、入力してよい情報の線引きをはっきりさせることです。
再発防止の4つの柱
- 法人向けプランや会社契約のAIを用意する:入力内容を学習に使わない約束や、管理者による管理ができるサービスを会社として契約し、業務ではそれを使うと決める
- 入力してよい情報の線引きを決める:「公開済みの情報は可」「社外秘は会社契約のAIのみ可」「個人情報は原則不可、または氏名などを伏せてから」のように、情報の種類ごとに決める
- 社内ルールにまとめて周知する:線引きと、起きたときの報告先・報告の様式を、1枚にまとめて配る
- 短い研修で具体例を見せる:「この表は貼ってよいか」といった具体例で確かめると、ルールが伝わりやすい
| 情報の種類 | 線引きの例 |
|---|---|
| ウェブサイトなどで公開済みの情報 | どのAIでも入力してよい |
| 社内向けの一般的な情報 | 会社契約のAIなら入力してよい |
| 社外秘(見積・原価・取引条件など) | 会社契約のAIのみ。取引先との契約で制限があるものは入力しない |
| 個人情報 | 原則入力しない。必要な場合は氏名などを伏せる、または決められた仕組みの中だけで扱う |
| パスワード・口座などの情報 | どのAIにも入力しない |
線引きの内容は会社や業種によって変わります。上の表はあくまで例として、自社の取引先との契約や扱っている情報に合わせて調整してください。
線引きと報告の手順を社内ルールとして文書にするときは、当社の「生成AI利用規程のひな形(Word)」が無料で使えます。入力してよい情報・いけない情報の一覧を、自社の書類の名前で書き換えられる形になっています。ルールの決め方や社内への広め方は「AI利用規定・社内ルールの作り方」で説明しています。
管理職のためのチェックリストと、当社のAI社員のご相談
最後に、起きたときの対応と、起きる前の備えをチェックリストにまとめます。
入力に気づいたときの対応チェックリスト
- 入力を止めた
- 何を・いつ・どのサービスに入れたかを記録した(画面の写しも残した)
- 履歴を消す前に記録を取った
- サービスの設定(学習への利用、履歴の削除)を確認した
- 直属の上司と情報管理の担当者に報告した
- 情報の種類とサービスの種類から影響の大きさを判断した
- 個人情報が含まれる場合、公式の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談した
- 取引先から預かった情報の場合、秘密保持の契約を確認した
- パスワードなどを入力した場合、すぐに変更した
起きる前の備えチェックリスト
- 会社として使えるAIを用意している
- 入力してよい情報の線引きを決め、社員に伝えている
- 報告先と報告の様式を決めている
- 報告した社員を責めない方針を、管理職の間でそろえている
- 具体例を使った短い研修を行っている
社員がAIに情報を貼り付けてしまう背景には、「手作業では時間が足りない」という事情があることも少なくありません。当社のAI社員は、そうした業務そのものを、入力してよい情報の範囲や確認の手順を決めたうえで、業務に合わせたAIの仕組みとして作るサービスです。社員が毎回AIに情報を貼り付けるのではなく、決められた流れの中でAIが動くため、どの情報をどこで扱うかを会社として管理しやすくなります。
料金は初期費用+月5万円(保守・相談・メンテナンス無制限、契約12か月、税別、AI利用料は実費)で、初期費用はヒアリング後にお見積もりします。当社にはこれまで約90社(建設・設備、医療・介護、製造、教育、物流、食品、不動産、出版・印刷、人材、士業・会計)からご相談をいただいており、情報の扱いについてのご心配もよくお聞きします。「この業務をAIに任せたいが、扱う情報が心配」という段階からでもご相談ください。
よくある質問
AIに個人情報を入れてしまった場合、まず何をすればよいですか?
まずは隠さずに、何を・いつ・どのAIサービスに入力したかを記録し、すぐに上司や情報管理の責任者へ報告してください。そのうえで、使ったサービスが学習に使う設定かどうかや入力した情報の種類から影響の大きさを確かめ、履歴の削除や関係者への連絡などの対応を責任者と決めます。報告が必要かどうかなど法令にかかわる判断は、個人情報保護委員会など公式の情報で最新の考え方を確認し、迷う場合は専門家に相談してください。
AIに個人情報を入れてしまった場合、無料版と法人向けのサービスで対応は変わりますか?
記録して報告するという最初の対応は同じです。ただし、個人向けの無料版で学習に使われる設定のままだった場合は、法人向けのサービスより心配が大きいため、設定の確認と報告を急いでください。
AIに個人情報を入力してしまったら、すぐに会話の履歴を削除すべきですか?
削除する前に、何を・いつ・どのサービスに入れたかを記録してください。先に消してしまうと、後から影響の大きさを確かめられなくなります。削除するかどうかは、記録を取ったうえで責任者と相談して決めます。
AIに個人情報を入力したら、必ず国への報告が必要ですか?
報告が必要かどうかは、情報の種類や件数、取り扱いの状況などによって変わり、一律には決まっていません。個人情報保護委員会など公式の情報で最新の考え方を確認し、判断に迷う場合は専門家に相談してください。
入力してしまった社員を処分すべきですか?
最初は処分より事実の確認と報告を優先するのがおすすめです。強く責めると報告が上がりにくくなり、次の事故の発見が遅れます。ルールが伝わっていたか、使える道具があったかなど、会社の仕組みの側も振り返ってください。
再発を防ぐにはAIを禁止したほうがよいですか?
全面的な禁止は、業務の効率を下げ、個人のアカウントで隠れて使う原因にもなりかねません。会社として使えるAIを用意し、入力してよい情報の線引きと報告のルールを決めるほうが、現実的な再発防止になります。