SEOとは?——検索したときに自社のページを見つけてもらいやすくする工夫のこと
結論
SEO(エスイーオー)とは、Googleなどで検索されたときに、自社のページを見つけてもらいやすくする工夫のことです。読む人の疑問にきちんと答えるページを作り、検索の仕組みが内容を読み取りやすい形に整えることが中心になります。検索の順位は検索サービス側が決めるため、SEOは「順位を約束するもの」ではなく、「見つけてもらえる見込みを高める積み重ね」と考えるのが正確です。
株式会社MEDISITE 執行役員・AI事業責任者の吉村聡一郎が、SEO(検索エンジン最適化)の意味と仕組み、AIで記事の下書きを作る場面、AIの回答に引用されるための工夫との関係、注意点と依頼前に確認することについて解説します。ホームページの話をしていると、「SEOに強い記事を書きましょう」「SEO対策はしていますか」といった言葉を耳にします。最近は「AIでSEO記事を書く」という話も増えました。大事そうなのはわかるけれど、SEOが具体的に何を指すのか、何をすればよいのか、よくわからない。そう感じている経営者や管理職の方も多いのではないでしょうか。この記事では、SEOとは何かを、たとえ話を使ってできるだけやさしく説明します。あわせて、SEOの仕組み、AIで記事の下書きを作るときの注意点、AIの回答に引用されるための工夫との関係、外部に依頼する前に確認しておきたいことをまとめます。
ひとことで言うと:SEOは、図書館で自社の本を「探している人の目に入る棚」に置いてもらう工夫
SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の頭文字で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼びます。検索エンジンとは、Googleのように、キーワードを入れると関係のあるページを探して並べてくれる仕組みのことです。SEOは、検索したときに自社のページを見つけてもらいやすくする工夫を指します。
図書館の本棚にたとえると
SEOは、図書館の本の並び方にたとえられます。図書館には毎日たくさんの本が届きます。司書さん(図書館の係の人)は、本の題名や目次、中身を読んで、どの棚に置くか、どの本をおすすめするかを決めます。
本を書いた人ができるのは、題名をわかりやすくする、目次を整える、読んだ人の役に立つ中身にする、といったことです。どの棚のどこに置くかを決めるのは司書さんです。書いた人が勝手に一番前の棚に置くことはできません。
| 図書館のたとえ | 検索の世界 |
|---|---|
| 図書館 | 検索エンジン(Googleなど) |
| 司書さん | ページを読み取って並べる検索の仕組み |
| 本 | 自社のホームページの各ページ |
| 題名と目次 | ページのタイトルと見出し |
| 本を探しに来た人 | キーワードを入れて検索する人 |
ポイント
SEOでできるのは「見つけてもらえる見込みを高めること」までです。何位に表示されるかは検索サービス側が決めるため、順位を約束することはできません。
もう少しくわしく:検索結果にページが並ぶまでの4ステップ
検索エンジンがページを検索結果に並べるまでは、おおむね次の4ステップで進みます。
- 見つける:検索エンジンの見回りの仕組み(クローラーと呼びます)が、リンクをたどってインターネット上のページを見つけます
- 読み取って登録する:見つけたページの中身を読み取り、検索に使う目録に登録します。これをインデックスと呼びます
- 並べる:誰かが検索したとき、目録の中から、その疑問に合いそうなページを選んで順番に並べます
- 見直す:ページの更新や、新しいページの登場に合わせて、並び順は変わっていきます
SEOは、この流れのそれぞれで「見つけてもらいやすく」「読み取ってもらいやすく」「選んでもらいやすく」することです。主な工夫を表にまとめます。
| 工夫の種類 | 具体的にやること(例) |
|---|---|
| 中身の工夫 | お客様が実際に検索しそうな疑問に、具体的に答えるページを作る |
| 見出しの工夫 | タイトルと見出しだけで、何が書いてあるかわかるようにする |
| 仕組みの工夫 | スマホでも読みやすくする、表示を速くする、ページ同士をリンクでつなぐ |
| 信頼の工夫 | 会社の情報や書いた人をはっきりさせ、内容を最新に保つ |
どんなときに出てくる?——AIで記事の下書きを作る場面と、AIの回答に引用される場面
AIを使う場面:記事の下書きを作る
文章を作るAIを使うと、ブログやコラムの下書きを短い時間で作れます。「〇〇とは、をテーマに、中小企業の経営者向けに見出しを考えて」と頼めば、構成案も出してくれます。ただし、AIの下書きをそのまま出すのはおすすめできません。AIは、事実と違うことをもっともらしく書くことがあるからです。自社ならではの経験や事例も、AIは知りません。
検索エンジンも、読む人の役に立つかどうかを重視していると説明しています。AIはあくまで下書き係と考え、人が中身を確かめ、自社の言葉と経験を足して仕上げることが大切です。
AIの回答に引用される場面
最近は、検索する代わりにChatGPTなどのAIに質問する人が増えています。AIの答えの中で自社のページが引用されるよう工夫することを、AIO(エーアイオー)やLLMO(エルエルエムオー)と呼ぶことがあります。言葉はまだ新しく、呼び方も定まっていません。
中身は、SEOと重なる部分が多くあります。よく使われる言い回しには次のようなものがあります。
- 「最初の1文で、問いに答え切る」
- 「比較は表、手順は番号つきの箇条書きにする」
- 「よくある質問を、質問と答えの形で載せる」
よく一緒に出てくる言葉——キーワード・インデックス・AIO・LLMOなど
SEOの話をしていると、次のような言葉もよく出てきます。ここでは名前と関係だけを押さえておきましょう。
| 用語 | ひとこと説明 | SEOとの関係 |
|---|---|---|
| キーワード | 検索するときに入力する言葉 | どんなキーワードで見つけてほしいかを最初に決める |
| インデックス | 検索エンジンが作る、ページの目録 | 登録されないと、検索結果に出てこない |
| 検索順位 | 検索結果の中で、何番目に表示されるか | 検索サービス側が決める。SEOで約束はできない |
| AIO(エーアイオー) | AIの回答に取り上げられやすくする工夫 | SEOと重なる部分が多い、新しい呼び方 |
| LLMO(エルエルエムオー) | 文章を作るAIに引用されやすくする工夫 | AIOとほぼ同じ意味で使われることが多い |
仕事ではどう関係する?——AIで記事を作るときの注意点と、依頼前に確認すること
中小企業でSEOが関わるのは、ホームページから問い合わせを増やしたいときです。広告と違って、ページは公開したあとも残り続けます。そのため、少しずつ積み重ねていく取り組みになります。
AIを使うとできること
| 作業 | AIに任せられること | 人がやること |
|---|---|---|
| テーマ選び | お客様がしそうな質問の候補を出す | 実際の問い合わせと照らして選ぶ |
| 構成づくり | 見出しの案を出す | 自社の伝えたいことに合わせて直す |
| 下書き | 本文のたたき台を書く | 事実を確かめ、自社の経験や事例を足す |
| 見直し | 読みにくい文や、抜けている説明を指摘する | 最終的に公開してよいか判断する |
注意点
- 事実の確認:AIは間違った内容をもっともらしく書くことがあります。数字や制度の説明は、必ず人が確かめます
- 中身のうすさ:どこにでもある一般論だけの記事は、読む人の役に立ちにくくなります。自社ならではの経験を入れます
- 順位の約束:「必ず1位になる」とうたう話には注意します。順位は検索サービス側が決めるものです
- 他人の文章:他社の記事を写したり、言い回しだけ変えたりした文章は使いません
SEOの記事づくりを依頼・導入する前のチェックリスト
- 記事を読んでほしいお客様は誰か、どんな悩みを持っているかを書き出したか
- 実際によく聞かれる質問を集めたか
- AIの下書きを、誰が確認して仕上げるか決めたか
- 公開したあと、検索での表示回数や問い合わせを、誰がどう確かめるか決めたか
- 順位を約束するような説明を受けていないか
大切なのは、SEOという言葉を覚えることより、どの業務のどの手間をなくしたいかをはっきりさせることです。「記事の下書きに時間がかかる」「よくある質問への回答をまとめたい」など、手間が見えれば、AIに任せる部分と人が担う部分が決まります。
当社の「AI社員」は、会社ごとの業務に合わせてAIの仕組みを作り、運用まで支える月額のサービスです。記事の下書きづくりや、よくある質問の整理なども、業務に合わせて仕組みにできます。料金は初期費用+月5万円で、保守・相談・メンテナンスは回数の制限なくご利用いただけます。初期費用は業務の内容をお聞きしたうえでお見積もりします。なお、AIの利用料は実費となります。お気軽にご相談ください。
よくある質問
SEOとは簡単に言うと何ですか?
Googleなどで検索されたときに、自社のページを見つけてもらいやすくする工夫のことです。正式にはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)と言います。
SEOとAIO・LLMOの違いは何ですか?
SEOは検索結果で見つけてもらうための工夫です。AIOやLLMOは、AIの回答の中で引用されるための工夫を指す新しい呼び方です。問いに答え切る、表や手順で整理するなど、重なる部分が多くあります。
AIで書いた記事はSEOで不利になりますか?
AIで書いたかどうかより、読む人の役に立つ内容かどうかが大切だと考えられています。AIの下書きは人が事実を確かめ、自社の経験を足して仕上げることをおすすめします。
SEO対策をすれば必ず検索の上位に表示されますか?
約束はできません。検索の順位は検索サービス側が決め、仕組みも変わることがあります。SEOは、見つけてもらえる見込みを高める積み重ねと考えてください。